モナコイン・セルフィッシュマイニング事件とは、2018年5月13日より行われた複数回に渡るMonacoinブロックチェーンに対する攻撃。
攻撃者は「セルフィッシュ・マイニング」という手法を使って不正に育てたMonacoinのチェーンを正規のものとし、それに加えて取引所から不正に別の通貨を取得することによって利益を上げた。
①悪意のあるマイナーが成功したマイニングをブロードキャストせずに秘密裏に伸ばす
②手持ちのMONAを取引所に送金
③取引所で別の通貨に換金して出金
④秘密に育てたチェーンを公開し自らの送金がre-org（巻き戻し）される
⑤取引所には実際にMONAの送金は行われない
以上のような流れが行われたため、本事件はセルフィッシュマイニングおよび取引所からの不正奪取であると言える。
対策として各取引所はMONAの入金に際して確認のための承認数を増やした。